ー特集-旭川市多様な働き方推進事業者ー日本政策金融公庫

旭川市多様な働き方推進事業者表彰受賞者・認定事業者の企業紹介ページ

 

日本政策金融公庫(以下、「日本公庫」という。)の設立は平成20年10月1日。設立後15年目の新しい機関ですが、その前身である国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫の歴史は、昭和20年代まで遡ります。日本公庫の持つ専門性やノウハウは、約70年の間、それぞれの分野で高められてきたものです。
旭川支店には、国民生活事業と中小企業事業の2事業の職員が常駐しています。

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──中小企業事業融資課の加藤さんにお伺いします。
──企業の概要を教えてください。

日本公庫は、一般の金融機関が行う金融を補完することを旨とし、国民一般、中小企業者及び農林水産業者の資金調達を支援するため金融の機能を担うとともに、内外の金融秩序の混乱又は大規模な災害、テロリズム若しくは感染症等による被害に対処するために必要な金融を行う他、こうした必要な金融が銀行その他の金融機関により迅速かつ円滑に行われ、国民生活の向上に寄与することを目的として業務をしています。
旭川支店国民生活事業では、旭川・留萌・稚内・士別・名寄・深川・富良野の各市、上川総合振興局・留萌振興局・宗谷総合振興局の所管区域の各町村、妹背牛・秩父別・雨竜・北竜・ 沼田の各町を業務区域として、主に小規模事業者、創業企業へ支援を行っています。旭川支店中小企業事業では、国民生活事業の業務区域に加え、北見市、網走市、紋別市及び網走地域を業務区域として中小企業者へ支援を行っております。


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──企業の強みや利点を教えてください。

新事業育成、事業再生、事業承継、海外展開など、リスクが高い分野に対して、国の重要な政策に基づいた金融支援を行っています。
これらの政策に基づき、政策金融機関として民間金融機関を補完しながら、金融を通じて中小企業者等の成長・発展をサポートするとともに、東日本大震災や熊本地震、台風その他の自然災害や、国際的な金融不安、経済収縮による悪影響に伴い資金繰りに支障をきたしている方々に対するセーフティネットの機能も果たしています。

仕事とプライベートともに充実した生活を送ることが必要

──ワークライフバランスに向けた取り組みを教えてください。

職員一人ひとりが生き生きと輝き、その能力を発揮するためには、仕事で責任を果たし、やりがいを感じながらキャリアを形成していく一方で、子育てや介護、自己研鑽や社会貢献活動などの時間も大切にして、仕事とプライベートともに充実した生活を送ることが必要だと考えています。
そのため、週2日のノー残業デーの実施や休暇の計画的取得、男性の家事・育児・介護参画などを奨励しています。また、結婚、出産・育児、介護といったライフイベントと仕事を両立させるための様々な支援制度を整備しています。育児をしながら働く職員の支援として、育児休業や短時間勤務、フレックスタイム制、育児休業者の円滑な職場復帰を支援する取り組みに加え、ベビーシッターサービス等の費用補助制度があります。フレックスタイム制は、始業時刻と終業時刻を自由に決められるなど、柔軟な働き方が可能で子育て中の男性職員の利用もあります。

能力・やる気をさらに高め、質の高いサービスを実現

──職員育成の方針を教えてください。

職員一人ひとりの能力・やる気を更に高め、質の高いサービスを実現できるよう、多様な教育機会を提供しています。政策金融を担う者として期待される役割を最大限に果たすため、⑴質の高いサービスを実現するための基礎教育の充実、⑵高度なマネジメント能力・専門性を強化するための人材アカデミーの開校、⑶お客さまの多様なニーズに応えられる専門知識・スキル習得のための研修、資格取得支援を施策として人材育成に積極的に取り組んでいます。


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政策金融のプロフェッショナル

──未来の仲間へひとことお願いいたします。

政策金融のプロフェッショナルとして、民間金融機関を補完しながらお客さまお一人おひとりを総合的にサポートし、日本経済の成長・発展や国民生活の向上に貢献すること、これこそが私たちが担う使命であると考えています。
政策金融機能を的確に発揮し、私たちが担う使命を果たすための原動力は、言うまでもなく一人ひとりの職員の力です。政策金融を担うという高い志を持った方、新しいものを生み出そうとするチャレンジ精神に溢れる方、是非日本公庫の扉を叩いてください。


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職員インタビュー

日本公庫旭川支店国民生活事業総括課で働く佐々木さん。経済学専攻の大学を卒業して、昨年4月に入社した職員にインタビューしました。


お客さまの声に耳を傾け、最適な制度を提案し、地域のお客さまを支える

──志望動機、入社の決め手は何ですか。

入社の決め手は日本公庫の持つ社会的な役割の重要性に魅力を感じたことです。私は大学で社会保障政策を中心に研究していました。研究を通じて、日本には様々な支援制度が存在することを学びました。しかし、周知不足等の諸課題から必要な支援が当事者に行き届いていないのが現状です。有効な制度が存在しても、実際に利用されなければ意味をなさないことを強く感じ、直接当事者と向き合いながら制度を提供できるような仕事がしたいと考えました。
日本公庫は政策金融の担い手として、地域経済を支える様々な制度を最前線で運用しています。実際にお客さまの声に耳を傾け、最適な制度を提案し、地域のお客さまを支える日本公庫の仕事に大きな魅力を感じ入社を決めました。


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──現在、どのような仕事をしていますか。

ご融資後のお客さまの各種相談業務を担当しています。政策金融機関である日本公庫の仕事において大切なのは、何よりも正確な処理を行うことです。ご返済金額の照会などがあった際には、一円単位で正確に金額を回答するだけでなく、お客さまとの間で認識の齟齬が生まれないように丁寧な説明を心掛けています。また、日本公庫は金融機関である以上、ご融資金を返済していただくことが存続に不可欠です。返済期間が長期にわたるお客さまもいらっしゃるため、お約束通りのご返済を継続していただけるよう、お客さまとの間に強固な信頼関係を築くことが重要になります。ご返済金の受け入れという業務を通して、信頼関係の構築に貢献できていることが、この業務のやりがいです。

──趣味やマイブームを教えてください。

日本公庫に入社してから、まち歩きが好きになりました。以前は何気なく歩いていただけでしたが、入社してからは地域にある様々な事業者に注目するようになりました。同業他社との差別化を図るための工夫や地域の多様性を感じられることがとても楽しいです。

──社内の雰囲気を教えてください。

社内の雰囲気は非常に落ち着いています。私は昨年入社したばかりなので、分からないことがあれば、上司や先輩に質問をしています。上司や先輩は忙しい中でも時間を割いて丁寧に質問に答えてくれます。また、お客さまに対して丁寧に接している上司や先輩の姿は、政策金融機関の職員として目指すべき姿だと感じています。

──ここで働く魅力を教えてください。

日本公庫で働く魅力は地域の発展に貢献できることです。教育資金は将来地域の主役となる学生の可能性を広げることに寄与します。また、私は地域の魅力というものは、その地域にしかない多種多様な事業者によって形作られるものだと考えています。
そうした事業者の皆さまを金融面から支えることで、特色のある地域の発展に寄与できることが大きな魅力です。

企業概要

企業名 株式会社日本政策金融公庫旭川支店(かぶしきがいしゃにっぽんせいさくきんゆうこうこあさひかわしてん)
所在地 〒070-0034 北海道旭川市4条通9丁目1704番の12
電話番号 0166-24-4161
ホームページ https://www.jfc.go.jp/
設立 平成20年10月1日
業種 金融業
事業内容 事業資金の融資等