２０２４年に創業１１０年目を迎えた旭川信用金庫は、地域の持続的な発展に寄与するため、地域社会の活性化に積極的に取り組む金融機関です。地元で集めた預積金を地元で貸出することにより、地域の資金循環を円滑にし、企業の資金需要に対応し、金融の面から地域の活性化に取り組んでいます。
──人事部の相馬淳さんにお伺いします。
明日をひらく
──企業の概要を教えてください。
当金庫は旭川市、札幌市、富良野市を含む18市16町１村を営業地区として、預金・貸出・為替業務、有価証券投資業務、付帯業務の他に、国債・投資信託・個人年金保険・遺言信託代理店業務などを行っています。
経営理念は「明日をひらく」です。人と人との心のふれあいを大切に、地域の皆さまとともに助け合い、ともに発展していくことを共通の理念とする相互扶助の金融機関として、お客さまの幸せを実現し、地元を元気にすることで、職員も幸せになり、当金庫が存在価値を高め「地域で最も信頼され、なくてはならない金融機関」になることを目指しています。
地域で最も信頼され、なくてはならない金融機関
──企業の強みや利点を教えてください。
「地域で最も信頼され、なくてはならない金融機関」を目指すべく課題解決型営業に取り組んでいるところです。事業性評価活動や創業支援など事業者のお客さま、各種資産運用や相続・贈与、年金の相談など個人のお客さまへの課題解決の他にも、各自治体との包括連携協定を締結し、まちづくりや地域経済の活性化を推進するなど、産官学金の連携による地域の課題解決にも取り組んでいます。また、求職者向けに有料職業紹介事業所「トライアルワークセンター」や、良きパートナーとの出逢いをサポートする結婚相談所「Ａ・ＹＥＬＬ(アエール)」など、様々な地域貢献活動を行っています。
人づくりの追及
──人材育成・働きがいに取り組む背景を教えてください。
当金庫は過去から人材育成を積極的に取り組んできました。特に若手職員が多い営業店は、優秀店舗表彰に「人材育成」項目を入れ、ＯＪＴを軸として計画的に育成を進めてきました。近年は、事業運営方針の一つとして「人づくりの追及」を掲げ、店舗ごとに目標を設定し、それに向けて職員皆がしっかりと取り組んでいます。更に、課題解決型営業を促進するにあたり、各種研修の実施やくらしに関する様々な勉強会を開催し、職員のスキルアップやライフプランの提案など各種課題解決力の向上に努めています。また、中小企業診断士や宅地建物取引士などの公的資格取得を推奨し、受験料の補助や奨励金の支給により取得を支援しています。
当金庫の仕事を通じてお客さまの課題解決ができれば喜んでいただける、そこに働きがいを感じています。
──職員育成や人事育成の方針・考え方を教えてください。
職員の育成について、課題解決型営業を進める上で知識経験のみならず人間力が高い人材を育成すべく各種研修実施やeラーニングシステム活用、公的資格取得支援等の他に、キャリアコンサルティング制度やメンター制度を導入し自らのキャリアを考える機会を持たせています。また、仕事やプライベート、様々な悩みの解決を援助して職場生活をサポートする環境を整えています。人事異動については、各職員のキャリアプラン実現に向けた人事部との個別面談や、タレントマネジメントシステムを活用した自己申告でキャリア希望や家族状況等を確認し、人事異動に極力配慮しています。
──未来の仲間へひとことお願いいたします。
当金庫の職員は、「地域のお客さまにとって何が必要か、何ができるか」を常に考えて仕事に取り組んでいます。地域のお客さまのお役に立つためにも、入庫する職員には何事にも誠実に謙虚に取り組み、前向きに自分自身が成長することを目指して欲しいと思っています。
職員インタビュー
旭川信用金庫の営業店で働く井上さん。経済専攻の大学を卒業して、昨年４月に入庫した職員にインタビューしました。
地元の人々の暮らしを支えたい
──志望動機、入社の決め手は何ですか。
私は出身地が旭川市で、地元に貢献でき、かつ給料などで安定した仕事に就きたいと考えていました。そのため、就職活動をしていた時、希望していた就職先はほぼ旭川の企業でした。ある時旭川信用金庫の企業説明会に参加した際、信用金庫は非営利の協同組織であり、地域の人々の暮らしを支える仕事ということをはじめて知りました。そこから、私も地元の人々の暮らしを支えたいという気持ちが強まり、志望することに決めました。また、完全週休二日制で、仕事と私生活のバランスを取れることも志望の決め手となりました。
──現在、どのような仕事をしていますか。
融資係として、車のローンや住宅ローンといった消費者ローンを中心としてお客様の融資に関するご相談を受付し、申込書類の作成や審査などの業務を主に行っています。ご相談を受ける際は、お客様が何に使う資金として借入をしたいのかなどを正確に聞き取り、それに適した商品のご提案をするよう心掛けています。新入職員ということもあり、経験が浅く、覚えることが多いため、仕事に関して難しさと大変さを感じています。しかし、辛いことばかりではありません。融資は車を購入したいといったお客様の希望を叶えることができますし、夢が実現できて良かったとお客様から喜びの言葉をいただくこともあり、やりがいを感じています。
──趣味やマイブームを教えてください。
大学生時代からの友人とオンラインゲームをすることです。ゲームをしながらいつも思い出話で盛り上がっています。気分をリフレッシュできることもマイブームの理由です。
──社内の雰囲気を教えてください。
分からないと思ったことはすぐに質問でき、アドバイスを受けられる風通しが良い職場環境です。また、定期的に上司と一対一の面談もあり、自分が悩んでいることや挑戦してみたいことなどを伝えられる機会もあるので、上司や先輩との関係は良いと感じています。
──ここで働く魅力を教えてください。
定期預金やローンなど幅広い商品を取り扱っており、お客様の暮らしを豊かにするためにそうした商品の提案を通じて金融商品の知識が身につくことが魅力です。大変さもありますが、お客様の喜びに関われることも魅力に感じています。
企業概要
| 企業名 | 旭川信用金庫（あさひかわしんようきんこ） |
| 所在地 | 【本店】〒070-8007 北海道旭川市4条通8丁目 |
| 電話番号 | 0166-26-1161 |
| ホームページ | https://www.shinkin.co.jp/ask/ |
| 設立 | 大正3年4月11日 |
| 業種 | 金融業 |
| 事業内容 | 預金・貸出・為替業務、その他業務 |
