旭川工業高校卒業後に、埼玉の会社に就職し重機オペレーター、作業員として働いていました。最初の数ヶ月間で車両系建設機械や大型特殊免許を取得させてもらいながら、見習として先輩に指導を受け経験を積んでいきましたね。その時は出張続きで、一番遠いところでは上海まで行ったこともありました。
次第に、家に居られないのが辛く、地元に戻りたいという気持ちが芽生え旭川にUターンをすることに決めました。いまの会社に勤め始めて3年目になります。高校生の時から只石組を知っていて、誘っていただいたのがきっかけです。まだまだ社内に知らない人もいるので、自分は新人という感覚でやっていますね。
前職は現場で実際に作業をしていましたが、今は土木職員として現場を管理する側の仕事をしています。入社してからは、道路の幅や高さの目印をつくるという作業を主にやってきました。最初はもちろん先輩がついて教えてくれますが、そのうち自分で現場を仕切っていくことになりますので、知識や経験を積んでいく内に、管理を任されるエリアがどんどん広がっていくというのもやりがいのひとつです。
現場が終わった後のデスクワークもあります。経費の管理や測量のデータの入力などには、土木の専用ソフトを使っています。CADを使っての作業もありますね。私も最初はパソコン自体全然使えなかったので、あまり得意でない方もだんだん覚えていけると思います。
現場では年上の方が多いので、そこを仕切っていくというのは一番難しいところかもしれません。言葉遣いなど気を使う部分もあります。また冬場は除雪の現場管理で忙しくなりますね。夜間の仕事もありますよ。
向こうでは寮生活だったので、家で落ち着いて暮らせるところと、家族が近くに住んでいるので安心できるところですね。一度旭川を離れた同級生も結構地元に帰って来ていて、転職の際には高校の先生や知り合いに相談して見つけているみたいです。自分たちの経験を生かして、高校の後輩たちには地元の企業の良さをアピールして行きたいと思いますね。