掲載日 : 平成30年3月9日
募集職種 : 業務全般
ステータス : 募集中 UIJターン歓迎
おがくずを使ったバイオトイレの開発・製造・販売を行う正和電工株式会社。
バイオトイレというのは、微生物の働きを利用して汚物を分解するトイレのことです。水も使わず匂いも気にならないのでイベント時や水不足の場所の簡易トイレとしても活躍していますし、一般家庭でも使うことができます。見た目も普通のトイレと一緒なので水洗トイレと同じ感覚で使うことができるのだそうです。
他にも全国には、同じ分野の製品をつくっている企業がありますが、他社はおがくずのほかに菌を投入する必要がある中、 正和電工の製品に使用するのはおがくずのみ。おがくずが手に入り、電気が流れている場所ならどこへでも設置することができるのです。
「おがくずのみで分解できるのはスクリューが特殊だからです。 効率よく混ぜ、分解・蒸発するように何度も改良に改良を重ねて特許を取得するに至りました。」
おがくずは1年に2〜3回程度補充交換する必要がありますが、わざわざ業者を呼ぶ必要もなく自分でできるそうです。し尿を分解すると最後に窒素、リン酸、カリウムという三大肥料といわれているものだけが残るので肥料として再利用できますし、おがくず交換など適切なメンテナンスを行なっていれば長く使っていけるのです。
バイオトイレには女性専用タイプも。女性社員の意見も反映させて、今現在も開発中です。「女性が使いやすいバイオトイレがほしい」という意見を取り入れ、カーテンの色にこだわったり、服掛けフックもあり、畳の部屋もついているので、着替えたりちょっとした休憩所としても使うことができるように工夫しています。
社員には「1台バイオトイレを設置するごとに水をきれいにしているんだ」という意識を持つように、と話しています。環境問題と戦っている、社会貢献しているんだという意識と責任をもって皆さん働いてくれています。
やりたいことを任せる社風ですが、全員が業務を分担して行うので、ひとりが専門的に特化するのではなく誰が聞かれても同じように答えられる体制を心がけています。
少数精鋭だからこそコミュニケーションも取りやすく協力し合うことができますし、業務全般に携わることでスキルアップのチャンスがたくさんあるんです。
協力するという点では社内に限らず、地元工業団地内の企業とも常に連携をはかって製造・研究をしています。皆さんの協力なしにこの事業は成り立ちません。
弊社にはちょっと変わった手当がありまして、市内にもバイオトイレを設置していただいているところがありますが、夏期などの繁忙期の土日にメンテナンスや交換が必要になることがあり、その時出勤すると「バイオ手当」として支給しているのです。
バイオトイレは海外にも需要があります。JICAと協力してベトナムのハロー湾という世界遺産にもなった観光地にトイレを設置するという事業も昨年の12月から始まりました。 水が不足している国は予想以上に多いのです。
モンゴル、ガーナ、中国など世界中に需要があり、これから普及活動をしていくことでもっと潜在的なニーズが出てくる見込みです。そういった意味では外国語スキルがあると尚良いですが、コンサル会社の通訳の方がいるので日本語しか喋れない方でも大丈夫です。
あとは何より、ものづくりが好きな人に来てほしいですね。 ただ販売すればいいやということではなく、向上心をもってやってもらいたいんです。卸売業というよりは、新しいものをつくることに興味を持っている方にもってこいの仕事です。
世界中が環境保全に努めなければならない時代だからこそ、日本人もこの問題に真剣に取り組まないといけないんです。日本はすでに浄化槽や下水道が普及しているのでピンとこないかもしれませんが、世界にはまだまだ下水道が整備されていない国があります。
10人程度の小さな会社ですが、地球をよりキレイにして世界の役に立っていると思える仕事ができます。しかもそれを旭川から発信するなんて、ワクワクしませんか?
興味を持っていただけた方のご応募をお待ちしております。
企業名 | 正和電工株式会社(せいわでんこう かぶしきがいしゃ) |
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所在地 | 〒078-8271 旭川市工業団地1条1丁目3-2 |
電話番号 | 0166-39-7611 |
FAX | 0166-39-7612 |
メールアドレス | seiwa@seiwa-denko.co.jp |
ホームページ | http://www.seiwa-denko.co.jp/ |
創業 | 1974年 |
従業員数 | 8人 |
業種 | 製造業 |
事業内容 | バイオトイレの開発・製造・販売業 電器の卸売業 |
UIJターン受入希望 | あり |
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インターンシップ受入 | 可 |