掲載日 : 令和4年11月21日
募集職種 : 1:介護職員
ステータス : 募集中
アースサポート株式会社は平成4年に設立された『訪問系』に特化した介護サービスを提供する企業です。
「最後まで住み慣れた家で生活したい」という希望をお持ちの方が、不自由なく安心してご自宅で過ごせるように生活のサポートを行う『訪問介護』をはじめ、20種類以上の幅広い介護サービスを提供しています。
なかでも事業の核となっているのが、利用者様のご自宅に入浴専用の車両でお伺いして、お部屋のなかでお風呂に入っていただく『訪問入浴』というサービスです。お身体を清潔に保つためだけでなく、入浴を人生の楽しみや癒しにしてもらいたいという思いから、現在では沖縄県を除く46都道府県にサービス拠点を設置し、日本全国の利用者様やそのご家族様の支援を行っています。
『訪問介護』は利用者様のお宅を訪ねて髭剃りや洗顔、歯磨きなどの整容をはじめ、オムツ交換、食事の介助、入浴介助などを行う仕事です。
それに対して『訪問入浴』は、ベッドに寝たきりでご自宅のお風呂に入ることができず、デイサービスに行くことも難しいという方に入浴を提供するサービスです。専用の浴槽やボイラーをワゴン車に積んで利用者様のお宅を訪問し、ご自宅にその浴槽を運び入れて入浴をしていただきます。車の運転や浴槽の搬入などの力仕事を担う男性オペレーター(1名)と、看護師(1名)、洗髪などの入浴介助を行うヘルパー(1名)の3人1組での勤務が弊社での基本の形です。
『訪問入浴』は介護業界でも経験者が少ない分野だと思いますが、常にフォローしてくれる職員が2人付いていますし、医療的な対処が必要な場面でも看護師から的確な指示をもらえるため、未経験者でも安心して仕事に取り組めると思います。
本社が東京にあるため、お給料や社内体制が東京基準となっていることが一番PRできる点かと思います。弊社では、資格手当とは別に『スキルアップ認定』という施策を行っており、会社が定めた業務目標をクリアすれば、永続的にお給料へ一定額がプラスになる仕組みです。経験を積んでできることが増えていくに従って、評価と共にお給料も上がっていくので、職員のモチベーションアップにもつながっていると思います。
また今後は法律が改正され資格の保持が業務上必須に変わっていくため、無資格で入社した方は資格を取得していただく必要が出てきますが、研修を受講する際の費用のサポートも、福利厚生の一環として行っておりますので、その点はご安心ください。
入社後には先輩に同行して実際に利用者様のお宅へ伺い手順を学ぶ『同行研修』を行っています。テキパキこなせる方、覚えるのに時間がかかる方など、個人の経験やペースには差がありますので、研修期間は当人の力量を見て相談の上、個別に設定しています。他にも外部講師を招いた研修や、キャリアに応じてチャレンジできる研修も種々用意しています。
利用者様を1回お風呂に入れることを、単なるサービスとして捉えないということです。
『訪問入浴』の利用は、ターミナル期の方がほとんどになります。昔は亡くなる際には病院で看取るのが主流でしたが、今は最期の時を病院で過ごすか自宅に戻るか選択できるケースも多くあります。そのため「退院したけど、あと3日持つかどうか……入浴をお願いできますか?」と言われたら「では明日伺います!」というスピード感を大切にしています。
なぜなら、前日に契約のためにお邪魔して「明日また来ますね」とお伝えした方が、その夜亡くなられたということも実際にあったからです。お顔も見て「明日待っているからね」と言われていたのに、間に合わなかったときの苦しみや辛さを現場に出ている者たちは皆少なからず経験しているので、とにかくご依頼が来たらまず1回は入浴してもらいたいという気持ちが強いです。だからたとえその日の予約が埋まっていたとしても、可能なかぎり利用してもらえるように全力で調整しています。
動ける人員さえ居ればまだまだご依頼はたくさんあるというのが、この現場の実態です。職員さえ確保できれば訪問入浴の車も増やせますし、もっと多くの方の助けになれると思うので、まずは採用に力を入れていきたいと考えています。
寝たきり状態の方の入浴は、本人の体力的にもサポートする家族の方にしても、想像を絶するほど大変なことです。私たちがその手助けをすることで、体の痛みで常にしかめ面をしていた利用者様が一瞬笑顔になり、その表情を見たご家族の方が嬉し泣きなさることがあります。その光景に私たちも感動してもらい泣きしてしまうこともあって、やりがいはもう、それに尽きますね。
過去には、ご自宅がとても狭く浴槽の搬入が難しい利用者様からご依頼を受けたこともありました。その方はターミナル期であまり時間が残されていないこともあり、ご自身やご家族も既に入浴を諦めているご様子で、それは私たちとしても悔しいという話になり、事務所で作戦を練って練習を行い「私たちにチャンスをください!」とお願いしました。12月のとても寒い日でしたが、二階の窓からバスタブを搬入して無事に入浴してもらうことができ、その方はその数日後に亡くなられました。
何とかしたいという想いがないとこの仕事は続けていけませんが、力を尽くした分だけ良い仕事をしたなと思える瞬間があって、それがとても嬉しいんです。
この仕事をしていて私もたまに考えることがあります。もし自分の人生最期の瞬間が近いとして、その状況で果たしてプラスの感情を持てるものだろうかと。
たとえば「家族が会いに来てくれた」はプラスだと思います。それならきっと「お風呂に入って気持ちよかった」も同じプラスなのではないでしょうか。そのプラスの感情を短い時間の中でどうやって提供していくかというのが、私たちの課題でもありこの仕事の有意義なところ、やりがいでもあります。
本来は我々が利用者様に提供すべき「人との関わりのなかで得られるプラスの感情」を、逆に自分たちが利用者様からいただけるというところが介護職の醍醐味でもあると思うので、今後入社する人たちにはそういう介護の「本当のやりがい」のような部分を信じて来てもらえたらなと願っています。
企業名 | アースサポート株式会社(アースサポート カブシキカイシャ) |
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所在地 | 【旭川営業所】 〒070-8012 北海道旭川市神居2条3丁目2番15号 |
電話番号 | 0166-61-9100 |
ホームページ | https://www.earthsupport.co.jp |