有限会社緑鋼商

有限会社緑鋼商は地元旭川市を中心に金属工事の施工、金物の製作を主たる仕事として人々の暮らしを支えています。
資格取得と自立を後押ししてくれる環境で、技術者としての腕を磨きませんか？

──代表取締役会長　川崎隆雄さんにお話を伺いました。
──企業概要を教えてください。

有限会社緑鋼商は1985年に『緑鋼業』として起業し、1989年に社名変更を行い『緑鋼商』の名で法人化しました。地元旭川市の企業や病院・公共施設などを主なお客様とし、金属工事の施工・金物製作の事業を展開してきました。また、雪庇被害を抑えるための雪庇切断金物「スノーエバーカット」や電動回転魚干し機「くるくるシェフ」など、弊社の技術力を生かしたオリジナル商品の開発も行っています。そして個人のお客様へも当社の技術を積極的に提供すべく、リフォーム事業「グリーンリフォーム」の推進を強化しています。

──今回募集される職種と業務内容を教えてください。

今回は現場で働いてくれるスタッフを募集しています。業務内容は建物に取付ける金物全般の製作及び施工工事です。アルミ・ステンレスを主に用いた金物製作や、公共施設・病院などの既製品の手すりや階段のすべり止め、屋上の笠木などを取り扱っています。
オーダー品として受注した製品は工場で製作し、それを現場で取付け施工するというのが一連の仕事の流れです。また既製品については施工図面を元に現場と打合せした後、各メーカーに図面通りの金物をオーダーし、届いたものを取付け施工しています。弊社はリフォーム部門も充実しているので、お客様のご希望の施工を板金、塗装からリフォーム全般まで一貫して行うことが可能です。「現場も人も安全があってこそ」安全第一をモットーにお客様に喜んでいただける仕事を心がけています。

──新入社員の教育方法や、福利厚生について教えてください。

現場に入るにあたって多くの資格が必要となるため、入社後はまず資格取得に取り組んでいただくことになります。その方の資質や会社の状況に応じて、責任者としての職長教育・安全衛生責任者教育・施工管理技士（一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士）などの資格に加え、溶接・玉掛けなどの技能講習やフルハーネス特別教育という研修も必要になります。他にも金属を切断するためのガスの扱いに関する知識、切削砥石・高所作業者など求められる資格は多岐にわたりますが、資格取得までの指導はもちろん、それに関わる費用も会社が全額負担しますので積極的に取り組んでいただきたいと思います。
ここで得た資格や知識は会社のものではなく、社員それぞれの財産となって一生手元に残るものなので、機会のあるうちに多種多様な資格を取っておくことは、その方の将来の豊かさにつながると私は思っています。
弊社は資格手当こそありませんが、社員の年齢や経験に関わらず仕事が一人前に出来る方には役職を付けて役職手当を支給しています。具体例としては課長になると月4万円です。賞与や決算手当という形で得た利益を社員にしっかり還元する仕組みを作っています。

──どんな方がこのお仕事に向いていると思いますか？

一番は誠実で前向きなことです。また新しいものに敏感であることも重要です。たとえば、建物に使われる金物自体も昨今は基準が変わり耐震補強対応型に変わってきています。新しい商品や工法を学ぶなど、最新技術に興味がある方は、特にこの仕事に面白さを見出してもらえると思います。

ステップアップのための原動力はハングリー精神

技術職というのは、知識・技術を習得することで独立も目指せる業種です。当然技術の習得には年月と努力が必要になりますが、一度覚えたらそれが基本の形となって、次は応用力を身に付けられます。先ほどもお話しましたが、建物に使われる金物も日進月歩しているので、今まで使用していたものとは勝手の違う新しい品物に突然変わることもあります。そうするとその新しいものを使ってどのように工事を進めていくのかを考える思考能力、仲間と一緒に知恵を絞って作業の方向性を見つけ出していく協調性も備わります。
覚えることが多いので未経験の方がすぐに戦力になることは難しいと思いますが、コツコツと努力を重ねることで、その経験がいつか必ず自分の財産になります。今は職人と呼べる技術者が高齢化で減ってきているので、私たちの技術を次世代につなげないといけないという使命感・危機感をとても強く感じています。だから「ここで頑張って仕事を覚え、いつか独り立ちするぞ！」という気構えの人がいたら、喜んでバックアップしたいと考えています。
建物はたくさんの人たちが試行錯誤しながら造りあげていく、世界に一つだけのオーダーメイド品です。私たちが携わった個性豊かな建物たちが、自分の足跡として街に残るというところに非常にやりがいを感じられる仕事ですので、経験の有無にかかわらず物づくりに興味のある方にぜひ飛び込んできてもらいたいです。