株式会社藤井

昭和５０年に設立され北海道産の雑穀・米穀を中心に選別・精米を行ってきた株式会社藤井。
家庭用から業務用まで多様なニーズに対応できる技術と知見を活かし安心・安全な製品をお届けします。

きっとあなたも食べたことがある藤井の大豆

—代表取締役社長　藤井英樹さんにお話を伺いました。

弊社は昭和４７年１０月に雑穀商「藤井三郎商店」として個人創業を開始し昭和５０年には前代表取締役の藤井三郎が株式会社藤井を設立しました。農産品輸送の中心を担うＪＲ貨物の北旭川駅に近い流通団地に本社事務所を移転し、規模の拡大と共に店舗の増築や雑穀工場・倉庫建設や大豆選別工場の建設、雑穀電光選別工場を建設するなど設備の充実を図り、品質管理にも力を入れ時代のニーズに対応できるように努めてきました。
取り扱っているものは道産大豆で道内では一番取扱いが多く、他にはお米やその他雑穀を取り扱っており、売上の６割は道産大豆で、お米が２割、あとは色豆などで２割になります。お米は家庭用から業務用まで扱っており、単一銘柄やブレンド米にも幅広く対応しています。雑穀は道産大豆をはじめ、国内外の大豆、小豆、金時など、煮豆、豆腐、納豆、製餡原料や味噌原料として、幅広く対応しており用途に応じて選別を行っています。弊社が選別したものを各メーカーさんに大豆の缶詰や煮豆、水煮などの商品に加工してもらっているので、きっとこの記事を読んでいる方の中にも弊社の選別した製品を口にした方もいるかと思います。

お客様に健康で元気に食事を楽しんでもらうために

—独自の取り組みについて教えてください。

今では欧米食が当たり前になり、成人病になる人も増えてきています。そこで弊社に何が出来るのかを考え、雑誌やテレビで注目されてきているお肉の代わりとなる大豆を加工した植物性のお肉、大豆ミートの製造を思いつき、メーカーさんに弊社の道産大豆を使用した大豆ミートを製造してもらい販売させてもらっています。現在、道産大豆を使用した大豆ミートを販売しているのは弊社のみです。大豆ミートの認知度を上げるために、旭川調理師専門学校さんと共同で食べマルシェや学校祭で大豆ミートを使用したキーマカレーやホットドックを試作し、販売等をしたり、弊社のホームページで大豆ミートを使用したレシピを公開したりしています。今後ラーメン屋さんをはじめ飲食店への提供から始め、旭川に観光に来られた方や食事制限がある人、宗教上お肉を食べられない人やお肉が苦手な人でもお出かけの際の食事や普段の料理で手軽に安心して大豆ミートを使用していただいたり、食べていただけたらなと思っています。

—募集職種について教えてください。

工場内スタッフと管理職の募集しています。
工場内スタッフは、経験者のみならず新卒・大卒の方の募集も考えていて、作業内容としては工場での機械の操作や梱包作業をしていただき、さらに配送業務も行なって頂きます。
管理職においては、経験者でなおかつHACCPやISO9001の取得している方が良いです。本来、雑穀などはHACCPやISO9001の取得は必要ないのですが、将来的に資格が必要な食品加工などの事業展開も考えていて、取得後、さらなる品質の向上や作業工程の効率化ができることや、自信を持ってメーカーさんに製品を提供できること、さらに、メーカーさんが安心して商品を製造でき、お客様が安心して食べられることに繋がることを考えると、やはり弊社には必要な資格と感じています。
また、ベトナムの方の募集もしており、ベトナムは日本と同じく米文化であり、食生活の面ではそんなに不安なく生活を送れると思いますし、働きやすい環境を提供できると思います。

やりがいは質の良い品質管理を行い、お客様に喜んでいただくこと

—やりがいについて教えてください。

弊社の製品をメーカーさんに加工してもらい旭川やその他全国のスーパーに商品が並び、お客様にその商品を手に取ってもらう、この一連の流れを止めることがないように、しっかりとした品質管理を行うことがやりがいです。また、各メーカーさんが弊社の製品を仕入れる時に藤井さんの製品は安定していて質が良いとおっしゃっていただくことも弊社としてとてもありがたいことです。また、日本の食文化の根幹をなし、高齢化が進む現代において健康を保ち続けることは、より重要性を増しており、その一翼を担っているという自負があり、誰もが健康になれる食品、皆様に喜んでもらえる食品を扱っていることもやりがいの一つです。

—未来の職員さんに一言お願いします。

弊社は設立から４５年の歴史がありますが、平均年齢は４０歳を切る元気で若い会社です。また、将来を見据え若い人を積極的に登用する土壌と将来性の高い事業展開が魅力です。一緒に品質の良い製品をつくり旭川にとどまらず、日本全国のお客様を健康で元気になるように一緒に支えていきましょう！